知人から譲り受けたKorg CX3(1981年製の電子オルガン)
1年前に鍵盤の誤動作の不具合が発生して以来、使わずにそのままにしていたのだが、最近はオルガンを弾く機会が増えていることも有り、一念発起で筐体を開けてサービスマニュアルと睨めっこしながら回路やコネクター類を確認。どうやら原因はSM304AというICチップの故障が原因では無いかと素人ながらに予測(父の影響で小さい頃に簡単なラジオなどの電子工作をしていたので、分解して回路基板を見ることに余り抵抗がない)
とは言え自分で部品を取り寄せて修理するまでの技量は無いので何も出来ずにそこで終わり
余り懐古趣味は無いけど、この時期の製品は修理を前提に作られているのか分解の手順もシンプルだし、目視できる大きさの部品で構成されたプリント基板を見ているだけで何かホッとする
近年、電子楽器は集積回路などのテクノロジーの進歩と共にますます高性能化しており、故障した場合は個人では全く手が付けられず、交換もしくは買替というケースが多いと思うが、ユーザーや有志による修理・改造が可能な程度のローテクな「愛着の持てる電子楽器」が再び現れる事を切に願う