15,16,17と出逢った音楽一生モン②ー2

2021-08-01

第2回目のその②

16歳〜17歳(1988年〜1989年頃)
『背筋がゾゾゾ‥』

坂本龍一氏の音楽との衝撃の出会いから、すっかり彼のファンとなった僕は、彼の活動状況や作品をチェックする様になっていた。

そんな中、彼がサウンドトラックを手掛けた映画「The Last Emperor」が当時住んでいた札幌市内で上映されている事を知り、映画館に行ったのが(多分スガイのシネマ5だった気がするのだが‥)1989年1月の昭和天皇崩御の直後だった。

映画のラストシーン(これもyoutubeから。感謝!)でエンドロールが移行する瞬間(2:50位から)、僕は背筋にジワーと電気が走った様な、一生忘れる事の出来ない感覚と出逢った。

そして映画館を出た後、天皇崩御で静まりかえった札幌の地下街をボンヤリと歩きながら、僕はしばらくの間、映画の中の世界と現実の世界を彷徨っていた。

特別な音楽教育も受けておらず、大した楽器も上手でもない僕が、これまで音楽を続けて来られたのは、この「背筋ゾゾゾー」の感覚が有るからだと思っている。

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